お客さんからデートに誘われた、交際を申し込まれた……そういった経験はないでしょうか?
実際のところ、男性客が風俗嬢に恋をするというケースはそう珍しいものではありません。
それは、お客さんが風俗に求めるものを考えてみるとわかります。
お客さんは肉体的満足感(射精)と精神的満足感(疑似恋愛)を風俗に求めています。
特に後者を求めるお客さんは、ちょっと気持ちが暴走してしまうと、疑似恋愛を本当の恋愛と勘違いしてしまうのです。
それでは、その逆はどうでしょう。
お客さんとの恋愛なんて100%ありえない!みなさんそう考えていると思います。
ところが、実際にお客さんと付き合った、あるいは結婚したという風俗嬢は少なからず存在します。
男女の関係において絶対はないですから、肌を重ね、お客さんの優しさに触れているうちに、もしかしたら恋愛感情を抱いてしまうことがあるかもしれません。
さて、そんな風俗嬢とお客さんの恋愛・結婚についてですが、結論から言うと止めておいた方がいいでしょう。
風俗嬢とお客さんとの恋愛・結婚で幸せになるケースは多くはありません。(もちろん例外はありますが……)
今回は、恋愛・結婚を止めた方がいい理由、またそれらを求めてくるお客さんへの対処方法を紹介します。
身も蓋もないですが、これが現実です。
風俗嬢にとって風俗客は「ただのお客さん」であるように、風俗客にとっても風俗嬢は恋愛の対象外であることが多いです。
つまりは「ただのヤリモク」であることがほとんどです。
風俗店を通せば、平均的なヘルスで1回で2万円、吉原の高級ソープですと120分8万円かかります。
それが付き合ってしまえば無料になりますし、時間の制限もなくなり、本番も違法ではなくなります。
「付き合って(無料のセフレになって)」
これがデートや交際を求めてくる風俗客の本音です。
当然、そんな本音は口に出さずに、甘いセリフや優しい態度で接してくるでしょう。
ですが、何度もいいますが、本心は「ヤリモク」です。
くれぐれも、勘違いしないように注意してくださいね。
前項では、ほとんどのお客さんがヤリモクだと言いました。
ですが、中にはそうでなく本当に恋愛感情を抱くお客さんもいます。
これは恋愛経験や女性経験が少ないお客さんに多い傾向で、いわゆる「ガチ恋」というやつです。
この「ガチ恋」のお客さんというのがけっこう厄介だったりします。
風俗嬢はお金を頂いてお客さんにサービスを提供しています。
そしてサービスの一環として、恋愛感情があるように思わせる色恋営業を仕掛けることもあります。
それはもちろんお客さんを楽しませ、また指名してもらうためです。
ところが、ガチ恋勢のお客さんは女性慣れしていないため、サービスで風俗嬢が色恋営業をしているということがわからないのです。
本気で「この子は自分のことが好きなんだ!」と思い込んでいたりします。
こういった方は真面目で一途な方が多いのですが、嫉妬深かったり思い込みが激しかったりと、かなりクセの強い個性的な性格であったりもします。
そのクセの強い性格ゆえに恋愛経験も乏しいわけですから。
やはり、いい関係性を築きいい恋愛が出来る可能性は相当低い……ですよね。
風俗店というのは誰でも利用できます。
その人が誰で、どんな人で、何をしている人かなんてことは分かりません。
本人が語る年齢や職業、収入なんかはいくらでも騙ることができます。
また性格、性癖なんかも数回通う程度ならどれだけでも繕うことができます。
たった数回、1回1~2時間会った程度で、その人がどんな人かなんて分かるものではありません。
そういう人とお店を通さずに会うというのは、なかなかにリスキーな行為です。
お店を通して会っている内は、問題が起きてもお店が守ってくれます。
しかし、お店を通さずに会った際のトラブルは全て自己責任になります。
レイプ、ストーカー、盗難に盗撮、何が起きても自分で対処しなければなりません。
仮にです。
ヤリモクでもなく、クセが強いわけでもなく、とてもいい人と思えるお客さんがいたとします。
向こうは恋愛感情を抱き、自分もまんざらでもない。
そして外で会うようになり、いつしか恋愛関係に……。
こうして2人は幸せになりましたとさ、めでたしめでたし……とはなりません。
交際がスタートしても、問題は山積みなのです。
そもそもあなたが風俗を始めた理由は何だったでしょうか?
もちろんお金ですよね。
借金、遊ぶお金、学校のお金と十人十色あるでしょうが、ほとんどの風俗嬢はお金のために風俗をしています。
ところが、いざ付き合い始めると男性は風俗をあがって欲しいと言うでしょう。
自分の恋人が毎日知らない男性とプレイしてるのですから当然です。
逆に、そう言わない男性ってどうなんでしょうって思いますよね。
結局、付き合いを継続しようとすると風俗を続けるのは難しくなってきます。
付き合いを続けようとすると、相手が富豪か何かであなたを金銭面で援助してくれる必要があります。
そうでなければお金の問題は解決しません。
そんなお客さんに巡りあって付き合うなんてこと、そうそうありませんよね。
お金のことで揉めて溝ができて破局……なんてケースはよくあります。
大したことがないように見えて、この事実は根が深い問題として2人の間に燻り続けます。
あなたは「自分が風俗嬢だった」という負い目を感じ続けるでしょう。
また、相手も同様に「彼女が風俗嬢だった」という点に葛藤し続けます。
「実はまだ風俗で働いているのではないか」、「風俗時代の客と連絡を取っているのではないか」、こんな考えがどうしても頭をよぎってしまいます。
それにです。
長い人生において、仲がいいときばかりではありません。
ときにはケンカをすることもあるでしょう。
そうしたときに、過去を持ち出し、精神的に酷く傷つく言葉を吐かれるなんてことも十分にありえます。
そのとき自分は耐えられるか、冷静に考えてみてください。
こうした理由から、お客さんにデートや交際、結婚を申し込まれた場合にはお断りすることをオススメします。
とはいえ、相手はお客さんです。
「タイプじゃないので嫌」とか、「絶対に無理!」「キモい!」とは言わず、そこは上手にかわしましょう。
いくら好みのタイプではないからと言って、あまりストレートに断るのは得策ではりません。
断り方次第ではお客さんの機嫌を損ねてしまい、大事な指名を失ってしまうことになりかねません。
よくある常套句としては「お店の決まりでお客さんとのデートや恋愛は禁止されています」というのがあります。
実際、風俗業界では店外デートは禁止の店がほとんどです。
バレたら風俗嬢はクビ、お客さんは出禁という店もありますので理由としては使いやすいですよね。
「誘ってくれて嬉しい、でも将来の夢ためにお金を稼がないといけないから、今は仕事を優先したい」
こんな感じでしょうか、もちろん夢については設定を作っておかないといけません。
この際、「アナタといるのは楽しいから、また遊びに来てくれたら嬉しい」ということを付け加えると効果的です。
「親が病気なので、看病のために時間がない」「親が入院しているので、なるべく見舞いに行ってあげたい」などです。
この辺はデリケートな話なので、しつこく迫ってくるお客さんは少ないと思います。
ただし、あまり重い病気設定にしてしまうと、場の空気が変な感じになってしまいますので気を付けてくださいね。
しつこいお客さんというのは必ずいるものです。
時にはお客さんを失う覚悟できっぱり断ることも大事です。
風俗というのは、肉体的にも精神的にもとても重労働です。
その負担を減らすという意味でも迷惑なお客さんは、きっぱり断るか、お店に言ってブラックリスト入りにするというのも有効です。
風俗で出会った相手とは、風俗客と風俗嬢という関係以上の仲にならないことをオススメします。
どうしても幸せな恋愛、幸せな結婚に至るケースは圧倒的に少ないです。
女性として幸せな恋愛や結婚をしたい、そう思うのなら、あなたが風俗嬢であることを知らない男性としましょう。
そのほうが、ずっとずっと幸せになれる可能性が高いですよ。
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