2017年8月で開業60周年を迎える「さっぽろテレビ塔」。大通公園からならどこからでも目に止まるシンボル的な建物で、デジタル時計が大きく表示されているのが特徴。地上90.38mの展望台は360度ぐるっと街並みを見下ろすことができます。6月にはさっぽろテレビ塔の真下の広場でビアガーデンが開催されていて、ジンギスカンを味わうこともできます。11月の後半からはライトアップとイルミネーションが切り替わるようになるので、普段のさっぽろテレビ塔では見られない幻想的な姿を楽しめます。
「大通公園」は全長1,500m平均幅30mもあり、美しい花壇や芝生、様々な樹木が植えられており、散歩やランチなどに利用される札幌市民の憩いの場となっています。春にはライラックまつり、夏にはYOSAKOIソーラン祭りやビアガーデン、秋には北海道の食が集合するさっぽろオータムフェストなど、年中を通して様々なイベントが行われる広場としても利用されています。特に2月上旬から開催される「さっぽろ雪まつり」は全国的にも有名ですね。
東豊線大通駅から歩いて5分ほどの所にある「札幌市時計台」。正式名称は「旧札幌農学校演武場」といいます。札幌市のカントリーサインとしても使用されるほど有名な札幌市を象徴する建物です。外観を見るだけでなく中に入ることもでき、1階の資料館では札幌市の文化財や時計台の歴史などが紹介されています。2階は貸しホールになっていてコンサートなどの演奏会や講演会が開催されています。札幌への観光客は、記念撮影のために立ち寄ることが多いです。
札幌の北3条通から西側の突き当りに見える「北海道庁旧本庁舎」は赤レンガで造られたアメリカ風ネオ・バロック様式の建築物で、明治時代に建てられた国の重要文化財です。「道庁赤レンガ庁舎」や「赤レンガ」の愛称で親しまれています。現在使われている新庁舎ができるまでの約80年に渡って北海道政を担ってきました。現在は館内で北海道や札幌、樺太などの歴史が分かる写真や書類を展示・保管する「北海道立文書館」として無料で一般にも公開されています。2階には歴代の長官デスクや肖像画もあり、見ごたえは充分です。1階には売店もあり、ここでしか手に入らないお土産もあります。
「サンピアザ水族館」は新札幌駅の近くにある、都会の中の水族館といった感じです。小規模ながら様々な工夫をした展示がされていて、ホッケや毛ガニ、ホッカイシマエビといった北海道近海に棲む生物をはじめ、アマゾンなど熱帯地方に棲む魚も多く展示されています。ペンギンやアザラシ、カワウソなどもいてペンギンと一緒に記念撮影をしたりカワウソと握手できるサービスもあります。大小様々な魚が入った水槽では女性ダイバーによる餌付けショーを見ることができます。ヒトデやナマコ、ドクターフィッシュなどは実際に手で触れることもできます。
「円山動物園」は円山公園に隣接する施設で、哺乳類をはじめ、爬虫類や鳥類など約160種類の動物を飼育しています。寒い場所に生息するホッキョクグマがいる「世界の熊館」をはじめ、アフリカなど暑い地域にいるライオンやキリンなどを集めた「熱帯動物館」、リスザルやミニチュアホースに触ることができる「こども動物園」など獣舎がそれぞれ独立した建物になっています。気候が違う動物はそれぞれ空調管理された屋内で飼育されているため、人も動物も快適に過ごすことができます。
すすきのから地下鉄で10分ほど離れた札幌市の南東に位置する緩やかな丘の上にある「羊ヶ丘展望台」。札幌観光の定番としてガイドブックに必ず出てくる観光名所です。「少年よ大志を抱け」という名言を残したクラーク博士の全身像や石原裕次郎の「恋の街札幌」の歌碑、日本ハムファイターズ誕生記念碑があることで有名な場所です。札幌市街や石狩平野を一望でき、広大な景色を眺めることができます。時期によっては羊の放牧やラベンダー畑が見られることもあります。その他の施設としてさっぽろ雪まつりの第1回からの開催パネルを展示している「さっぽろ雪まつり資料館」や羊ヶ丘オリジナルソフトクリームなどお土産を売っている「オーストリア館」、道内各地の温泉水を使用した足湯「羊ヶ丘ほっと足湯」などがあります。北海道ならではの雄大な景色を見るなら天気の良い日を選んで行くことをオススメします。
札幌市東区に位置する「サッポロビール博物館」は赤レンガ造りの日本で唯一のビール博物館です。120年を超えるサッポロビールの歴史や醸造工程、実際に使った器具、歴代のポスターなどを展示しています。有料での見学コースではビールの美味しい注ぎ方や飲み方まで教えてもらえる他、最後に試飲コーナーで創業当時の味を再現した「復刻札幌麦酒」や「クラシック」といったビールを飲み比べることができます。