中洲川端駅から地下直結の「博多リバレイン」内にある「博多座」は歌舞伎、ミュージカル、商業演劇などあらゆるジャンルの演劇に対応した演劇専用劇場です。演劇専用劇場の「博多座」は、歌舞伎・ミュージカル・宝塚歌劇・女優芝居・歌手公演など、多彩なジャンルの演目を月替わりで上演しています。座席数が九州最大となる1,454席もあり、1階席、2階席、3階席のどの席からも見やすく、臨場感あふれる迫力の舞台が楽しめます。博多の中心部に位置し、交通アクセスも便利。東京・大阪などで注目を集めた公演を福岡で見られることもあり、地元でも人気のスポットです。
福岡の名物「屋台」。福岡市内の路上で営業する屋台数は124店ほどと言われており（2014年現在）、天神の渡辺通りや櫛田神社そばにある冷泉公園、 魚市場がある長浜エリア周辺まで屋台のお店が点在しています。その中でも最大規模を誇るのが那珂川沿いの春吉橋周辺にある「中洲屋台」です。夕方頃からカラフルなのれんを下げた屋台があちこちで営業開始。昭和通りや那珂川沿いなどにずらりと屋台が並びます。ひと口に屋台といってもジャンルは様々で、定番の「博多長浜ラーメン」や「博多一口餃子」のほか、おでん・もつ鍋・焼き鳥・鉄板焼き・天ぷらなどの居酒屋風屋台、さらには店によってはカクテル専門・西洋料理専門・沖縄料理専門の店まで個性豊かな屋台がたくさんあります。各屋台では普通の店と同じように、料金が載ったメニューがあるので値段を見ながら注文できます。
博多通り沿いにある博多総鎮守として古くから親しまれている神社。博多を代表する祭り、「博多どんたく」や「博多祇園山笠」等の中心拠点となっています。2月の節分の際には「節分大祭」と呼ばれる大きな祭りが開催され、正面の鳥居に5.3x5mの日本一大きなお多福のお面が飾られます。このお面をくぐると幸運を招くと言われています。また、境内の入り口付近には「博多祝い歌」にも謡われる「櫛田の銀杏」と呼ばれる樹齢約1,000年の銀杏の木がそびえています。一年を通して飾り山笠が公開されており、厄払い・安産・病気平癒・不老長寿・商売繁盛・縁結びの神さまとして仰がれ、地元の人々はもちろん、県外からも参拝に訪れる旅行者の姿が多く見られます。
JR博多駅から歩いて約10分ほどの場所にある「住吉神社」は那珂川の河口付近にある博多を代表する神社です。大阪・下関とともに三大住吉の1つに数えられるだけでなく、全国2,000社以上ある住吉神社の始源という説もあります。大きな規模の立派な神社で赤い色が印象的な建物です。神社の入口は西門、南門、東口と3か所ありますが、そのうちの本殿からまっすぐに伸びた西門が表参道となります。毎年11月に開催される大相撲九州場所では横綱が太刀持ちや露払いを引き連れた「土俵入り」の儀式が行われる有名な神社で、境内には開運・出世のご利益があると言われる古代力士の銅像が立っています。広い敷地ですが初詣では大変賑やかになります。
西鉄福岡（天神）駅のすぐ真裏にある「警固神社」。現在の場所に約400年前に黒田長政が建立した歴史ある神社です。厄払いの神様として知られ、病気や災厄を防ぐのにご利益があるとされています。天神という大きな商業ビルに囲まれた都心部の中にあるということもあり、普段から大勢の参拝者が訪れています。神社の隣にある警固公園とあわせ、天神の繁華街の中で周囲の喧騒を離れてゆっくりと休憩できる開放的な空間となっています。現在少しずつ建物の改修を進めている最中で、境内をはじめとするいくつかの建物は綺麗に整備されています。境内には神社としては珍しく足湯が設置されていて、買い物帰りや仕事の合間に疲れた足を癒すことができます。
福岡市早良区から中央区にかけて造られた埋め立てウォーターフロント開発地区「シーサイドももち地区」にあるランドマークタワーで、アジア太平洋博覧会が開催された際にあわせて建設されました。全長234mの海浜タワーとしては日本一の高さを誇ります。8,000枚のハーフミラーで覆われた三角柱の外観をしています。地上123mにある最上階の展望室からの眺めは格別で、福岡市街とウォーターフロントを360度のパノラマで一望できます。電波塔としての役割も持っていて、地上デジタル放送ではすべての放送局が福岡タワーを送信所としています。例年七夕やクリスマスの際にはイルミネーションが施され、最上部の壁には電光掲示板で絵が点灯されます。夜は夜景が楽しめるので、時間に余裕のある方にはお勧めです。
1989年に開催されたアジア太平洋博覧会「よかトピア」にちなんで名付けられた通り、「よかトピア通り」にある福岡ソフトバンクホークスのホームグラウンドで、野球だけでなく、コンサート、展示会など様々なイベントに使われる多目的ドームとして建設されました。日本の野球場では唯一の屋根開閉機構を備えているのが特徴です。屋内コンサート会場としては九州最大規模で、通称「5大ドームツアー」（札幌・東京・名古屋・大阪・福岡）の開催地の一つとして国内外の様々な有名アーティストのコンサートが開催されています。ドーム内には王貞治ベースボールミュージアムがあり、王貞治の歴史資料が展示されている他、年に数回野球選手OBによる野球教室が開かれています。
シーサイドももち地区に建設された博物館。 入り口には近代彫刻家、エミール・アントワーヌ・ブールデルの巨大な4体の像が設置あれています。この博物館には漢の皇帝が邪馬台国に送られたとされる漢倭奴国王印（金印）が国宝として展示されている他、旧福岡藩主・黒田家に由来した資料など、中世から現代に渡る博多や福岡との関連性の強い歴史的資料を中心に常設展示されています。体験コーナーに工夫がされており、金印の重さを体感できるコーナーでは実物大の金印のレプリカが置いてあります。
地元博多っ子のデートの定番スポットとして大人気の「シーサイドももち」の砂浜を東側と西側に分けるように真ん中にある、海に突き出したレジャー施設が「マリゾン」です。都心に近い海辺のリゾートとして、また、人びとの心を癒すリフレッシュ空間として多くの人に親しまれています。南欧風の建物をイメージした造りは海と砂浜によくマッチしていて、その中にカフェやレストラン、マリンショップなどが集まっています。一番奥には結婚式場があります。結婚式場の裏手には「海の中道」方面に向かう高速船「ウミナカライン」の乗り場があります。目の前に広がる白い砂浜、博多湾に沈む夕日と海岸線などマリゾンならではのロケーションを活かし他イベントを各ショップやレストランで楽しむことができます。季節ごとに様々なイベントがありますが、夏の天気の良い日に訪れるのが最適なスポットです。
地下鉄の駅名になるほどの知名度を持つ「大濠公園」。明治通りから国体道路に渡る緑豊かな場所で、地元に住んでいる人の憩いの場として知られています。福岡城の外濠だった大きな池が特徴で、池の周りには1周2kmのランニング・サイクリング用の道路が整備されています。その内側には歩く人用の舗装路もあるので、体力に応じた楽しみ方があります。池の方は広々としていてアヒルボートに乗って楽しむこともできます。池の周りには何箇所かベンチが設置されていて、水鳥や鯉を眺めることもできます。春は隣接している舞鶴公園とともに花見の名所ともなっており、夏には公園全体が会場となる西日本大濠花火大会が開催されるなど福岡の夏の風物詩として知られています。公園と隣合わせで福岡城跡や美術館もあるのであわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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